【第二回】目指せ初音町!ぶらり路線バスの旅【三原→北九州】
【概要】第一回のゴール、三原駅から更に西を目指してみました。
【ぶらり路線バスの旅】個人的基本ルールをここから制定
一般路線バス、コミュニティバス、国道海上区間目的や近距離のフェリーは利用可。
高速バス、予約制デマンドバス利用不可。一部分のみ都市高速を走る一般路線バスならば利用可。
2010年6月29日
今日の夜勤明けを含めてたっぷりの三連休!
さて今回は路線バス(一部フェリー)で何処まで行けるか。
ここでふわP(すとり)さんから目的地の提案がtwitterにてあり。
『北九州市戸畑区初音町』
だが断る!! ・・・断る理由なんか何も無いな、うん。
そんな訳で北九州市戸畑区初音町を目指します。
7月1日に着いた場所が目的地です。一応のチェックポイントは北九州市です
金と時間が掛かっても、その地域でしか味わえない路線バスの魅力は格別です!
ではこれから三原に向かいます。三原までの交通手段は自由です。
三原までは奮発して新幹線を利用。でも途中の停車時間が長くて普通列車と大して変わらないね、仕方無いね。
やっと三原駅到着!ええ具合にバスもある♪( ´▽`)
小雨がパラつく生憎の天気の中、ぶらり路線バスの旅 第二回開始です
バスの案内声がテラ機械音声!!まさにゆっくりボイス(笑)
この旅始まって以来のバス満員だったけど、乗客は皆お年寄り。いかにバスが地域の足になっているかが分かる。なくしたらいけんよ、バス路線を。
今回の旅の道連れ、ミクさんとたこルカさん。
しかし何故ローカル路線にお客さんが満員だったのか、カラクリはその後運転手さん(女性)が教えてくれました。
三原市内では、75歳以上の高齢者は100円でバスに乗れるとの事。
その為、三原市内ではすし詰めだったバスが徐々に客が減って行き、竹原市に入ると見事にもぬけの殻でした。
路線バスで旅をしていると運転手さんに伝えると、びっくりされました。今時酔狂なんかな(´・ω・`) ルイルイや蛭子さんもやっとるけど。
(12)竹原駅 1530→西条駅【芸陽バス】 うまい具合に繋がった!
途中のバス停、神田と書いて『じんでん』と読むんか。じんでん正輝…
小学生が多数乗り込んで、一気に車内が賑やかになった罠。
改めて今日判った事。芸陽バスの案内音声は、テラ機械音声。
西条に着いたら、取り敢えず広島市内を目指します。広島から先が苦労しそうです。
わし、広島着いたら、昔ドM犬と食べに行ったあのお好み焼きの店に行くんだ…
とその時は漠然と考えていました。
しかし!
西条駅到着。何と広島行きの芸陽バスは既に終了!
アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ
取り敢えずバスの便が豊富な呉に向かうか…
(13)西条駅 1700→呉駅【JRバス中国】呉から繋がればいいが…
現在地…呉市広。呉に来る度に母方の祖父母を思い出す。祖父が戦艦大和の建設に携わっていた事は、亡くなってから葬儀で初めて聞かされた。
呉から先にはクレアライン経由の広島行きしか無く、結局手詰まり。
(クレアライン経由は高速バスとの認識により)
取り敢えず今日は呉に泊まろう。
あいぽんを駆使した結果、クレアラインを通らずに広島に行けるルートも
見つかった事やし( ´▽`)
JRバスに揺られて、呉駅到着!
(14)呉駅前 1922→市役所前【呉市交通局】
ちゃっかり呉名物の屋台の近くの宿を確保。
この日の宿は、ビジネスホテル呉温泉。和室!和室!銭湯!銭湯!!
和室には 浴衣姿の 似合う彼女。おらんけどな!おらんけどなっ!!
温泉なのに銭湯な所がまた味のあるビジネスホテルです。
げんまい乳で風呂上りの一杯。
今まで味わったことの無い、何とも形容のしようの無い味がした(褒め言葉です
取り敢えず朝にサンドイッチしか食っとらんのを思い出した。はらへった…
(路線バスの旅は、常に空腹とトイレの恐怖への勝負でもあります)
結局蔵本通りの屋台『富士さん』に落ち着く。
結局この日は、ワールドカップ日本VSパラグアイ戦もあった影響で
ろくに寝る事のないまま翌日を迎えます。
2010年6月30日
寝不足のまま起床し、ホテルをチェックアウト。
行きとは違うバス停から呉駅を目指しました。
(15)体育館前 0617→呉駅【呉市営バス】
※2012年を以って、呉市交通局の路線は全路線広電バスへと引き継がれました。
呉駅から港へと出、江田島行きのフェリーに乗船。
ミクさん達も出迎えてくれました。
通勤客に混じって早くもビールを開缶、朝の一杯。
港に到着すると、通勤客は皆術科学校行きのバスの乗客になりました。
自分は中町行きのバスを小雨の中ひたすら待つ。
(17)小用 0747→中町桟橋【江田島バス】
江田島の風景を目に焼き付けたかったんですが、昨夜の影響か車内ではひたすら舟を漕いでいました(笑)
(18)中町桟橋 0825→広島宇品【フェリー】
ついに広島市内まで繋がった!( *`ω´)b
フェリーのTVのニュース観てたら、パクヨンハ自殺のニュースが流れていた。
ここでも居眠りしてしまい、宇品に着いて乗客に起こされる始末w
広島バス床が板張りktkr!
広島バスセンターのあるそごうで旅行用のカバンを購入。それまでは何と手さげ袋で旅をしていました。
寄り道してたら遅れそうになった(^q^)
次の阿品台行は16時だったので危なかった…
バスは国道2号を走り、そのまま西広島バイパスへ。
結構長距離のバスだったので、ここでも車内で舟を漕ぐ結果にorz
(21)阿品台西 1131→JR阿品駅【広電バス】
バス停を降りた途端次のバスが!!怒涛の乗り継ぎラッシュと相成りました。
阿品駅で時間が空いたので、フジグランで休憩。ここで食べた抹茶ソフトが美味かった。
(22)広電阿品駅 1229→べにまんさくの湯【おおのハートバス】
この旅初のコミュニティバス。おまけに大人気でマイクロバスにすし詰めの乗客。ぶらり路線バスの旅初の立ち席でもありました。小型バスでの立ち席は、過酷の一言。しかも山にある団地あちこちに立ち寄るのでやたら曲がりくねって、Gが掛かる掛かる。
宮浜温泉べにまんさくの湯到着。次のバスまでしばし湯浴みを。この日も朝のビールとパン以降、食事と呼べるものは口にしていません。
(23)べにまんさくの湯 1424→玖波駅【おおのハートバス】
『くば』です。誰ですか?『くぱぁ…』なんて言ってるエロい人は。
このバスもさっきのと同型でした('A`)
(24)玖波駅 1500→大竹駅【おおたけ幹線バス】
再びコミュニティバス。今度のバスはさっきに増してテラマイクロバスw
ただのワゴン車のようなタイプのバスです。
しかも押しボタンなどは無く、降車は申告制w
さっきにも劣らず複雑なルートを辿って、大竹駅に到着。
そして、ここからが運命の分かれ道だったのです・・・
大竹駅からは、何と一切の路線バスが皆無!!(゚д゚)
ついに此処に来て路線バスの糸が途切れた瞬間でした。
以前は岩国に行く広電バスやJRバスがあったと記憶していたのだが...
これも時代の流れ。蒸し暑い中、徒歩での山口県入りを選択しました。
(25?)大竹駅→岩国市【徒歩】
大竹駅から2号線へと向かい、排ガス臭い2号線をひたすら歩く。
小瀬川を橋で越えた所で、ついに念願の山口県突入!!\(^o^)/
橋を渡った先にバス停があったけど、三井化学への純然たる通勤バスで、朝夕にしかバスが無かったので、なおも国道2号を西へ西へと歩を進める。
(※実は2号線を通らずに大竹駅→大和橋に行くとそこからバスがあったのだが、それを知るのは後の話)
山口県最初の町、和木町を過ぎていよいよ岩国市に突入。
しかし未だ丁度いい時間の路線バスがあるバス停は見えず。
酷暑の中そろそろへばりそうになった所に、やっと本数のある
バス停を発見!!
しかもそのバス停名が『記念碑(きねんひ)』!?
まさに自分にとっても記念碑になったバス停でした(;´∀`)
【お詫びとお知らせ】
ここから先、北九州までに関しては、当時の資料を紛失してしまった為 (古いPCのバックアップを忘れてデータを消したと言う、PC歴10数年選手にあるまじき行為)、路線については詳細に記憶していますが、バスの時刻については失念してしまいました。
バス会社のHP等で時間が分かる路線につきましては、それを記入しています。
誠に申し訳ございませんm(_ _)m
(26)記念碑1622→岩国駅【岩国市営】
うだるような暑さから一転、クーラーの効いたバスの心地よさと言うたら。
程無く岩国駅に到着、島耕作バスをパチリ。
先程の行軍で最早先に進む体力は残っておらず、今宵は駅近くのシティホテル安藤にチェックイン。
岩国駅にあったタクシー料金表。
岡山まで5万円...って、タクシーで岡山まで行く人が過去におったんかな(;´∀`)
ホテルの近くにあった居酒屋が、おかみさんとお客さんの感じが良くて大当たり。
思い出深い岩国の夜となりました。
2010年7月1日
おはようございます。月を跨いでの旅となりました。
ゆっくりと休む事は出来たけど、バスの時間の関係で朝食は泣く泣く諦める羽目に。
始発の快速(一般路線バス)で一路周南市徳山へ。
岩国駅の防長交通バス停は、ロータリーの外れにありちょっと分かり辛い場所にあり。
錦帯橋・新岩国駅を経由して国道2号を路線バスはひたすら快走。
でも単調な景色が続き、高森を過ぎた辺りからの記憶は見事にシャットダウン。
徳山駅前のバス乗り場は、古き良きバスターミナルと言う印象。
それにしても徳山の東京地名はどうにかならんものか...('A`)
不本意ながらも、少しだけ歩を進めて新宿三丁目と言う東京地名のバス停で下車。
ここで下車したのは、この景色を撮りたかったからです。
山口県周南市(旧徳山市)にも実は初音町と言う地名がある事を知り、ミクさんと共に記念撮影w
他にもででーん。
二枚目の地図を見たら、初音郵便局ってのもあったんじゃなと。
行っとけば良かったと今更ながら後悔しきり。
岩国からずっと防長交通のターン。
山口県内に限れば、結構長距離の路線バス網が充実しているので
今回の路線バスの旅でも非常に行程を組み易かったです。
路線は新南陽の市街地を通り、国道2号から防府の町中へ。
防府駅の立ち食いうどんで、この日初めての食事なう。
この旅初となるJRバスに揺られ、山口市内入り。
結構本数も多く、JRバスにしてはまだまだ元気な路線の印象。
まだ自分が学生だった頃に乗った事のある思い出の路線。
どんどん山深く入って行く路線も、その当時の記憶のままでした。
何故宇部等を経由せず秋芳洞を選んだかと言えば、秋芳洞から下関まで直でバス路線があるのを以前から知っていた為。
秋芳洞到着。平日昼間のせいか観光客はまばら。
バスを乗り間違えたのか何なのか、ひとり変な乗客がやたらとバス運転手や秋芳洞の観光案内所に詰め寄っていたのが印象に残る。
秋芳洞の入口までは行ったけれど、以前も行ったし次のバスもあるので入洞は断念。
秋芳洞から、ひたすら停留所を辿り下関駅まで行く超ロングラン路線。
学生時代は美祢駅で降りてそこからは美祢線の乗客となったが、今回はバス旅なのでそのまま下関まで乗車。
厚保までは美祢線に沿い、その後は孤独に山道を小月まで向かう。
途中のニュージーランド村は、休園していてもバスの拠点としては機能している模様。
小月駅で時間調整の小休止の後、長い長い下関エリアを特に目立った渋滞も無くバスは走る。
関門トンネルに向かう国道2号と9号の分岐はドライブで何度も訪れた場所なので、路線バスで来ると感慨もひとしお。
下関から門司へは歩いて渡りたかったので、唐戸で降りて関門汽船と言うルートは使わず、関門トンネル人道口の御裳川(みもすそがわ)で下車。
此処は関門海峡でも九州まで最接近する場所で、直ぐそこには約束の場所ががが!
じっと九州の地を眺めるミクさんとたこルカさん
(33?)下関→門司【関門トンネル人道徒歩】
まるで秘密基地へと下りて行く様なエレベーターで、関門トンネル人道へと降下。
門司までは、傾斜のある人2〜3人分の歩道が延々と続きます。
中ではジョギングや散歩をしている人が居て、憩いの場としても機能している模様。
県境キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
九州キタキタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ガチで路線バス(一部フェリー)だけで九州まで辿り着きましたよ(´;ω;`)
自身で喜びを噛み締めて、人が通らないのを見計らって記念撮影。
これが一度やってみたかった。我、悔い無し。多分
(34)関門トンネル人道口 (時刻失念)→戸畑渡場【西鉄バス北九州】
いよいよ九州。約束の地、戸畑までは何と乗り換え無し!
この路線が今回の旅最後のバスになりそうです。
流石日本一のバス会社、西鉄。すれ違う路線バスの数が半端無い件。
途中の砂津の活気ある光景が今でも脳裏に焼き付いています。
バスは無事、戸畑渡場へと到着。文字通り若松へと向かう渡船乗り場があるバス停。
一応戸畑のターミナル的な役割も果たしていると思われるが、バス乗り場の錆びれ具合が半端無い。
街自体も、どことなく静かな印象。
戸畑駅へと徒歩で向かう最中、キラリと光る物件をいくつか発見。
戸畑駅の地下道を通り、駅前を歩くこと約10分。
約束の地、北九州市戸畑区初音町へと無事到着しました!!
近くにある『ビジネスホテル初音』で記念撮影。
此処まで来たら是非とも泊まりたかったけど、次の日仕事があったので今回はそのまま直帰する事に。
次は魅惑の切符、SUNQパスが使えるエリアなので何処まで行けるのか期待が膨らみます。
(結局次回第三回は、この旅から1年後になりました)
戸畑駅からは快速と新幹線を乗り継いで無事帰宅。
長文にお付き合い頂き、誠に有り難うございました。
【第三回へと続く】